トピックスバックナンバー@タカエージェント京都
11月分
路線価方式 | アメニティ | アナログ | インテリアコーディネータ | ウオークインクロー | コープ住宅 | コミュニティ | 借地権建売住宅 | スプロール化 |
タウンハウス | デジタル | ドライエリア | メゾネットタイプ | レインズ | agent | appraisal | broker | capita gain |
condominium | commission | customer | developer | direct mail | escrow | finance |
平成12年11月2日
路線価方式
相続財産である住宅地や商業地の評価方法の1つで、価格がおおむね同一と見とめられる一連の宅地が面している路線ごとに設定された1uあたりの価格を基礎として評価する方法をいう。路線とは、不特定多数の者の通行のように供されている道路又は水路のことである。路線価の決定方法としては、@幾人かの精通者が、道路状況や公共施設の整備状況等地価を形成している諸要因を考慮し、売買実例価格を参照して達観式で決める方法、A地価を形成している諸要因を項目別に分けて採点し、その合計点で決定する方法等が挙げられる。路線価の定められていない地域の宅地は、倍率方式(固定資産税評価に基づき、当該地域の実情を勘案して定める倍率を乗じて計算した金額によって評価する方法)で評価される。
平成12年11月4日
アメニティ(Amenity)
amenityとは、場所や建物の感じ良さ、快適さなどの意であり、居住性の良さをいう。アメニティを考慮した住宅とは、公園や緑地などの周囲の社会的環境も含め、建物の構造、間取り、仕様など多方面にわたる点についての便利さや快適性を追求した住宅のことを言う。又、最近では都市再開発などによる都市アメニティを求める声が高まっている。この場合は、都市の快適性を求めるもので、都市環境整備など快適な町作りとしての都市の再活性化を図ろうとするものである。
平成12年11月6日
アナログ
アナログとは、データ又は物理量などを連続的な変化量によって表現することをいう。反対語はデジタル。アナログとデジタルをわかりやすく表現すると、例えば計算尺はアナログ、算盤はデジタルであるし、あるいは高さが連続的に変化する坂道はアナログ、高さが一段ずつ断続的に変化する階段はデジタルである。時計では、時間を長針と短針で連続的に表示していく従来からのアナログ型と、数字で時分秒を示すデジタル型とがある。情報処理、情報伝達の分野では、ほとんど、アナログ方式からデジタル方式への転換が各分野で進んでいる。アナログ方式は、伝送の途中で雑音が混入したり、波形が歪むなどといった影響を受けやすく、伝送距離が長くなるにつれて信号の質が悪くなってくることによるものである。デジタル方式には、この欠点が無い。
平成12年11月7日
インテリアコーディネーター
interior coordinator とは、室内の装飾等についての設計や相談を行ったりする人のことである。住宅価格の割高感や景気の後退により、買い換え取得が難しくなってきており、現在の住宅をリフレッシュするニーズが高まり、壁紙の張替え、間仕切りの変更、ユニット家具の取り付けなどによる模様替えが行われるようになっている。このようなニーズに応え、総合的に相談に応じ、設計などをするのがインテリアコーディネーターである。
平成12年11月8日
ウオークインクローゼット
クローゼット(closet)とは、化粧部屋、物入れと言う意味であり、ウオ−クインクローゼットは、物入れ部屋という意味である。マンションなどの集合住宅においては、スペースに限りがあり、物置等もないため、物入れのスペースとして確保する間取りが増えてきている。一般のクローゼットの場合には、扉を開けるとハンガーパイプや棚などを設けただけの狭いものであるのに対し、踏みこんでいけるほどの広いスペースを確保しておリ、狭い部屋としての作りとなっている。
平成12年11月9日
コープ住宅
cooperative とは、協同の、協力の、協同組合の意で、コーポラティブハウスとは協同による住宅ということになる。日本では、自発的に参加する市民活動の一環として、住宅需要者が相互に協同して住宅を建設するものである。つまり、公団やディベロッパーが建てた゛おしきせ”の住宅を買うとか住宅を建てるというのとは異なり、住宅を建設しようとする人が集まって組合を作り、協同して事業計画を立て、土地の取得、住宅の設計、工事の発注、その他の業務を行い取得する住宅をいう。この場合には、分譲される住宅とは異なり、参加した人たちの希望に沿ったプラン作りができるなどのメリットがあるが、素人集団であるため、コーディネーターと呼ばれるリーダーの資質のいかんによって、その成否が大きく左右されることは否定できない。
平成12年11月10日
コミュニティ
communityとは、共同社会、共同生活体、共同体などの意味で、一般的には地域社会と言った意味で使われている。コミュニティと言う用語は、単独で使われる場合も多々あるが、コミュニティ・オーガニゼーション、コミュニティ・カレッジ、コミュニティ・ケア、コミュニティ・センターなど他の用語と組み合わせて使われる場合も多く、地域社会の社会的ニーズに応える計画を立て実行していくこと、地域社会に対する教育、地域社会における精神衛生、地域社会の集会所等の意味にも使用されている。
平成12年11月11日
借地権つき建売住宅
建売住宅は土地の所有権と建物の所有権を併せて分譲するというのが一般的であったが、土地価格の高騰などにより一戸建て住宅がますます遠のき、割高感があった。そこで、戸建住宅に対するニーズに応えるために少しでも価格を抑制しようとする販売方法として考え出されたものである。建売住宅の分譲の際に、建物は所有権で土地は借地権で分譲するもので、土地価格の60%〜80%を借地権価格としている。従って月々の借地料は支払わなければならないが、土地が所有権の場合に比し、買い易くなっている。又、底地権を売主が留保しておき、建売住宅を購入した借地権者の希望に応じ、一定期間に底地権を売却するという場合もある。
平成12年11月13日
スプロール化
sproawlとは、ぶざまな広がり、不規則な広がりの意味で、一般的には都市化が進展していく中で、周辺郊外へ住宅が無秩序に広がっていく状態。急激な都市化の進展による人口の集中により、郊外の安価な地価の地区に虫食い的に住宅が無秩序に広がり、ミニ開発等により都市計画等に関係なく住宅が進出していく状態をいう。このような状況下では、都市計画等が無視されるため、土地利用計画や都市施設の整備などが非常に非効率的とならざるをえない。このような無秩序な開発などが行われてきたために、都市再開発やアメニティの重要性が叫ばれるようになってきている。
平成12年11月14日
タウンハウス
town house とは、貴族の本邸は田舎にあってカントリーハウス(countory
house)というのに対し、ロンドンにある邸宅をいうが、わが国では、一般に低層の縦割り連棟式長屋住宅をいう。又、中高層の集合住宅をマンションというのに対し、低層の集合住宅をタウンハウスという場合もある。近年ミニ開発による一戸建住宅が盛んに建設され、建ぺい率や境界の関係で敷地の有効率が低くなったりしているが、タウンハウスによれば敷地を有効に使うことができる。
平成12年11月15日
デジタル(Digital)
断続的な数量変化の表示のこと。1、2、3という数量の変化はデジタルである。反対語はアナログ(Analogue)。メモリ式の体重計や長針・短針による時計はアナログ、これに対して液晶表示式の時計はデジタルである。すなわち、アナログは坂道のように連続的に変化を表すのに対して、デジタルは階段のように断続的、階段的に変化を表す。コンピューターやデータ通信の分野ではデジタル方式が主役である。コンピューターは元々0か1かのデジタル方式しか理解できない機器であるし、データ通信においても精度の高いデジタル方式へ計画されている。ちなみに、デジタルの語源であるデジット〈Digit〉は「指」を意味している。
平成12年11月16日
ドライエリア
地下室を作った場合に、その地下室の採光を図るため、窓を作りその部分を掘り下げて空間を設けたものである。B1ハウス、3階建て住宅など地下室のある住宅の促進策が進められているが、地下室を有効に利用する手段としてドライエリアが設置されるケースがある。地下室の一方の外側を掘り下げ、空間を設けることにより、窓を設置し採光と換気が図れ、地下室をボイラー室や倉庫といった用途だけでなく、書斎、ピアノ練習場や居室などとして利用することができる。このように、ドライエリアは地下室の有効活用の手段となっている。
平成12年11月17日
メゾネットタイプ
中高層マンションで、2つのフロア−にまたがって一住戸を形成しているもの。発売当初は、マンションでありながら1戸建感覚があることから好感を持たれ、人気が出たが、階段スペースに相当の容積を取ることから、最近では若干、人気薄となっている。又、似たようなものでは、床の高さを半階ずつ、ずらせた形に建てたもので、スッキップフロアー式がある。
平成12年11月18日
レインズ(REINS)
Real Estate Information
Network System(不動産情報ネットワークシステム)の略で、建設省が中古住宅流通量の増加あるいは住生活の改善における中古住宅の重要性、住み替えの重要性が増してきていることに対応して、また高度情報社会化の動きに対応するものとして、不動産流通近代化の究極の姿として構想したものである。建設省としては、近年、(財)不動産流通近代化センターの設立、宅建業法の改正と新媒介制度の実施等の施策を進めているが、その延長として、本構想で、不動産情報の標準表示様式の制定、通信手段の統一等を進めている。
平成12年11月20日
agent(代理人)
エージェント
本人に代わって取引(仲介、管理、保険等)を行う権限を与えられたものをいう。
平成12年11月21日
appraisal(鑑定評価)
アプレイザル
不動産の鑑定評価のこと。不動産の価値に関する分析を行い、判断することである。鑑定評価は鑑定評価人<鑑定士>が、原価方式、比較方式、収益方式の手法を用いて価格を判定する。
平成12年11月22日
broker(ブローカー)
日本で使われるブローカーの意味とは異なり、米国では州が行う筆記試験に合格した人に与えられる不動産仲介の免許を持つ人をいい、その社会的評価は高い。ブローカーの免許が与えられると、自ら不動産仲介業を営むことができるだけでなく、他の業者のもとで働くことも出きる。
平成12年11月24日
capital gain(キャピタルゲイン)
資産の売却によって得た収益をいい、通常の商取引による売上収益とは区別される。土地については、土地価格の上昇によって所有者に帰属する増額分のこと。所得税では課税の対象となる。
平成12年11月25日
condominium(コンドミニアム)
日本の区分所有にあたるもので、いくつかの建物の全体または部分を所有する形態をいう。建物の分割は、縦割りのものもあれば横割の場合もある。区分所有権のことをコンドミニアム・オーナーシップという。区分所有権は、共有部分に関するものと専有部分に関するものとがある。また、コンドミニアムとは分譲用のマンションだけでなく、オフィスビルやソシアルビルなどの建物でも、区分所有などによる共有形態のものに付いて使われる。日本でも、共有制ホテル、分譲オフィスなどコンドミニアム方式による建物が増えてきている。
平成12年11月27日
commission(コミッション)
不動産仲介業者または不動産セールスマンに対して支払われる仲介の手数料のこと。取引の態様には、売買と賃貸があり、米国では仲介業者が受け取る手数料は各州の不動産協会の定めるところにより、セールスマンは仲介手数料の中から歩合としてコミッションを受け取る。日本の場合は、手数料は宅建業法<建設省告示>に定められており、セールスマンの歩合制は完全実施に至っていない。
平成12年11月28日
customer(カスタマー)
顧客のほかに得意先という意味もあり、売買における顧客のほかに不動産業者と取引する者のこと。
developer(ディベロッパー)
開発(deveiopment ディベロップメント)を行う業者のこと。開発業は、宅地の造成を行い、宅地に住宅やその関連施設を建築したり、事務所ビルを建てたりして土地の利用を図る。最近はその開発が画一的だとの指摘もあり、商品のバリエーションを模索中か。
平成12年11月29日
direct mail(ダイレクトメール)
日本では、ダイレクトメールそのままで使われている。直接広告の一つであって、個人の宛名に郵便で広告物を送る方法。不動産業においても、ダイレクトメールは販売の為の重要な手段である。
escrow(エスクロウ)
第三者寄託
不動産を売買する場合、代金の支払い等契約内容の実行を確実にするために、第三者に権利証書や代金を預託し、その第三者が売主に代金を渡し、買主に証書を渡す行為の事。日本には、エスクロウの制度はない。
平成12年11月30日
finance(ファイナンス)
財政、財務に関する用語であるが、金融にも使われる。金融機関は、ファイナンシャル・コーポレーション(financial
corportion)といわれる。また、不動産金融はファイナンシング・リアル・エステート(financing
real estate)。